A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

スリー・ビルボード

みた。
www.foxmovies-jp.com

予告編をみて、設定は面白そうだけどちょっとタイプじゃないなあと食わず嫌いしてたのだけれど
エンドロールに入って、ググッとこみ上げる感動があった。映画体験として一番サイコーな瞬間だ。

以下、内容に触れる。


男女問わず股を蹴り上げたミルドレッドと男女問わずぶん殴ったディクソンが共謀するところのワクワク感といったらない。
悟空とベジータが組んで次週最強の敵と対決!みたいな週刊少年ジャンプ的展開。
そんな無情そうな二人なのに、怒りに任せている感じではないし、相手をやっつけることに関しては「あんまり...」などと漏らしながら、あの最後のセリフ
「道々考えればいい」
でエンドロールへ入るのだ。なんとも言えない余韻。

ブランコにやってきて膵臓がんを告白するウィロビー署長に「みんな知ってる」なんて冷たくあしらっていたミルドレッドが、警察署にしょっぴかれて取り調べ中に署長に吐血されて助けを呼ばなきゃってなるシーン、警察署ではミルドレッドに「お前が来い」と言っていたディクソンが、自らブランコへやってくるシーン、それら2つの対比が映画的。
クズだけど~クズじゃなかった~みたいな小刻みなカタルシスが多い。

動物スリッパトークと鹿のくだりは謎だし、存在感の薄い神父とか、太った歯医者はどうなったんだとか、結構脇のストーリーでひっかかる部分はある。
アイコニックなビルボードが佇む絵は実に印象的だし、音楽も非常に効果的。


Abba - Chiquitita

伝わりにくい個人的みどころ
  • ミズーリのみずうみ
  • オスカー・ワイルドか...(オスカー賞へのモーションか)
  • 広告会社に殴り込みに行くときのディクソンの歩き方
  • 包丁の置かれたテーブル、ショットガンを持ったディクソン
  • ストローを向けてあげるが一度でおさまらなくて何回か整える。
  • いい感じにフレームインしてくる亀
  • お菓子を車に積む