A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

マネー・ショート

みた。

www.moneyshort.jp

MBS(住宅ローン担保証券,モーゲージ担保証券)がデフォルト(債務不履行)になる未来をいち早く捉え、これをショート(空売り)して、
いや、ちょっと何言ってんのかわかんない?
要はいわゆるサブプライムローンに端を発するリーマン・ショックで逆に大儲けした奴らのお話。
経済ちんぷんかんぷんでもイケメン鑑賞映画としていけるかもしれない。

序盤は時代を反映するようなイメージ映像のコラージュみたいな感じだが、だんだんと引き込まれる。
ラスベガスの証券フォーラムに一堂が会する辺りはアガるし、世界経済の終わりが始まる頃には隣の人なんか席から前に乗り出すくらい静かに盛り上がる。
そこで引用される村上春樹1Q84の一節。

Everyone, deep in their hearts, is waiting for the end of the world to come.

誰もが心の奥底では世の終末の到来を待ち受けているというそのタイミングだ。

日本語版サブタイトルでは「華麗なる大逆転」というサブタイトルがあるが、スカッとするものでは決してない。
商談をうまく取り付けてはしゃぐジェイミーとチャーリーの二人組にブラット・ピット演じる伝説の銀行家ベンが次のようにたしなめる。

If we're right, people lose homes. People lose jobs. People lose retirement savings, people lose pensions. You know what I hate about fucking banking? It reduces people to numbers. Here's a number - every 1% unemployment goes up, 40,000 people die, did you know that?

ワレワレが正しければ、多くの人が家や職を失うってこと。さらに映画の最後も不穏なメッセージでしめくくる。
この世界的経済危機という災厄は教訓をもった神話のように語り継がれるべきなのかもしれないね。

伝わりにくい個人的みどころ

  • いきなり俳優がこっち見て話しかけてくる。
  • ウルフ・オブ・ウォールストリートにも出たマーゴットロビーが泡風呂からわかりやすく解説(しかし全然頭に入ってこない)
  • 一方一番わかりやすいのはEpididymis(精巣上体)の解説
  • 「これは映画になるぞ。」
  • ポロリもあるよ
  • 日本語公式サイトの俳優の並びと名前の並びが違ってて気になる。