A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

アンドロイドは電気羊の夢を見るか

読んだ。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

Kindle Voyageを買ったのだけれど何から読めばいいか迷いに迷って最初に購入したのがコレ。

高校時代から気になっていて、結局読めずにいた作品をようやく。
ブレードランナー のせいもあってか、もっとハードボイルドな感じを期待していたのだけれど、思ったよりコミカルであった。

生命とは何か、人間とは何か、共感、信仰...そう、この信仰。ブレードランナーにはなかったマーサー教という宗教の設定。SFと言えば科学、数学、物理、論理であるのに、人類が自身にそっくりなアンドロイドを生み出し、火星に行く時代になってもまだこの信仰はついてまわる。アンドロイドの殺し屋である主人公デッカードが電気羊をオモチャやぬいぐるみのようにかわいがるのも宗教の影響を強く受けており、それがなんともコメディ感を醸し出している。SF的神曲(「神聖喜劇」)といってもよいような。

作品に描かれる時代は1992年。今から20年も前だ。ブレードランナーで描かれるのは2019年。もうすぐだ。
現実では、火星の有人探査は2030年代半ばに実現しようと計画が進められているし、NexusはヒューマノイドではないAndoroid OSのスマホとしてGoogleから出ている。二足、四足で歩くロボットが既に登場しているし、ペットのロボットだってもう飽きられて久しい。今年の夏からはブレードランナー2の撮影が開始されるとの噂も。作品中で描かれるソ連は既にないが、日本では震災の原発事故により放射能汚染が問題になっている。
未来予想の答え合わせばかりしていないで未来を生み出せるような人間になりたいものだ。

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