A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

森見登美彦「聖なる怠け者の冒険」

聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険


読んだ。

今回も宵山の物語。
昨年は宵山宵山万華鏡を読んでいた。
森見登美彦「宵山万華鏡」 - A Perfect Night For Bananafish

羊でなくアルパカをめぐる冒険か。
羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

私はというと「充実した土曜日を約束された人間」とは縁遠い人間であるわけで、土曜といえば眠り続けていることがほとんどなのである。怠けているというよりは、体力の問題だ。ここで温存しないと平日を戦い抜けない虚弱な生き物なのである。
せっかくの土曜こそ体力づくりに励め、日々の睡眠の質を高めるためには「寝溜め」はダメだ!
などと読者は思うわけであるが、事実土曜休まなかった次の週はだいたいひどい目にあうので、その恐怖のあまり眠り続けることが常態化してしまっている。それに寝溜めができないという物言いが気に食わぬ。起き溜めの方を軽視していないか。はてところで私は何と戦っているのか?

週末に好きな事もできないくらい平日に精魂を使いきってしまうことが問題である。
上手にサボったらよいのだ。
効率よく仕事を片付けてしまうと次の仕事ができてしまう。そしたらどんどん次の仕事を片付けていけばよいわけなのだけれど、やりたくないことを必要以上にやり遂げようとすると火がついてくる。
週の終わりには燃え尽きていて…アーアー、ちょっと待った!
さっき文化系トークラジオの「忙しさとの競争」
TBS RADIO 文化系トークラジオ Life
を聞いたせいで何かおかしな方向に展開しようとしている。
他人のつらい自慢大会など誰も聞きたくはないのだ。

さて、今回の「聖なる怠け者の冒険」はそれなりにオモチロかったのだけど、何かいまひとつ足りないのだ。その原因について考えてみたのだけれど、恋愛要素が薄いことなのではないか。
四畳半Cubeという同人誌にてなっちゅ軍曹による「僕なりの愛ですわい」的に書かれている「呪詛」の通り、氏は結婚を境にダメになったのだ!
四畳半CUBE

結婚は人をこうも変えるものか。2秒考えた結果、自分も結婚すればよいという結論に至った。
天才的である。
そしたらこの面白さがわかるはずだ。作家とともに読者も成長するのだ。結婚して子を持ち、家事の分担の話などをするようになればきっとオモチロクなるに違いないのだ。
しかし、土曜を寝て過ごしていてその願いは成就するのか?もちろんしないわけなので、これは語るに値する話だ。
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機が熟した果報を連れて来るまで、ぐーすか寝てるのは作戦だ。浦本探偵のように上手にサボっているのだ。こうして自分を正当化したところで土曜日も暮れかかっているな。
今年も、宵山が始まる。


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宵山にぽんぽこ仮面のフラッシュモブが現れないか心配だ。