A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選

スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

スティーヴ・フィーヴァー読んだ。

死がふたりをわかつまで ジェフリー・A・ランディス

わずか6ページの壮大なラブストーリー
最後の男の台詞に尽きる

永遠につづくものなんてないのさ、それが男の答だった。

技術の結晶 ロバート・チャールズ・ウィルスン

これもまた壮大で、上の「死がふたりをわかつまで」に内包される物語といってもよい。
最新版なんてものはすぐに陳腐化するのだ。

グリーンのクリーム マイクル・G・コーニィ

人生には、手遅れになってから気づくというものがあるのだよ。とりかえしのつかない過ちというものが。

キャサリン・ホイール(タルシスの聖女) イアン・マクドナルド

核融合蒸気機関車のラストラン。嫌神症の女が人間をやめて機械界の神になるというなんとも不思議な話。
ラスト、ナオン坊やのカチリ音が何なのか気になる。

ローグ・ファーム チャールズ・ストロス

ファームがキモイ。元人間だったものの集合体で光合成するぶよぶよした何か。
人間を誘惑して取り込むらしい。よくわからないが木星を目指すのだそうだ。

SFっぽい表現が多くてかっこいい。

針状葉はつやのない黒で、輪郭がぼやけて見えた。光を最大限に吸収するため、フラクタル的に分岐しているのだ。

とか

引き潮 メアリ・スーン・リー

愛する我が子を<改良>する葛藤。

脱ぎ捨てられた男 ロバート・J・ソウヤー

忌々しい肉体から解放されて朽ちない体を手に入れた!と思ったけど実は複製(クローン)でした。
というわけでそのコピー元が騒動を起こすわけなのだが、クローンもコピーコントロールとかダビング10みたいな制御がいるのかもね。
オリジナルとかアイデンティティとかそういうの考えさせられる。

ひまわり キャスリン・アン・グーナン

頭が良くなるというのは物凄い推論エンジンになるということらしい。通常の人間より、多くの可能性を短時間にシミュレートできるということだ。
このSFはサイケデリックのSのような目眩くビジュアル。

スティーヴ・フィーヴァー グレッグ・イーガン

単純なルールというか使命に突き動かされるスティーヴレットというナノマシン。
使命を果たすためには手段を選ばないのだが、そのお馬鹿加減がコミカルでもあり、恐ろしくもある。
人間ももしかしたら何かよくわからない使命を果たすために必死に自分の仕事をこなすスティーヴレットのようなものなのかもしれない。

ウェディング・アルバム デイヴィッド・マルセク

なんだかクラクラするラブストーリー。
思い出のバージョンアップ!

有意水準の石 デイヴィッド・ブリン

表現のかっこよさに酔う。ストーリーはというと、ちょっとなにいってんのかわかんない。

見せかけの生命 ブライアン・W・オールディス

アンティークなAI同士の会話。
かみ合ってるように聞こえたり、かみ合わないように聞こえたり。実際の人間同士も実はたいして変わらなかったりする。


AI vs. AI. Two chatbots talking to each other - YouTube


Siri VS Furby - YouTube