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A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

太宰治「トカトントン」

太宰治 トカトントン

読んだ。

これも最近読んだ恋文の技術同様「書簡体小説」のひとつ。
短いのでサラリと読める。

トカトントン

と聞こえると何もかも白けてしまってやる気が失せてしまうという男が、とある作家にどうしたらよいかと相談の書簡を送りつけるという話。


送りつけたのが太宰にも見えるし、送りつけられたのが太宰にも見える。
さらにその物語を書いている太宰という、多重構造が面白い。

トカトントンとは聞こえないが、肝心なところですべてどうでもよくなることはよくある。
その先へ進むのが怖くなるのだろう。やらない理由を見つけては、やめてしまうのだ。
最後のキリストの言に霹靂を感じることはないが、最後までやり遂げるの大事。

最後までやり遂げるといえば、下の動画を見るといつも感心する。
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