A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

森見登美彦「美女と竹林」

読んだ。

美女と竹林 (光文社文庫)

美女と竹林 (光文社文庫)

何を隠そう私も竹林に魅せられているのである。わざわざ連休に京都まで行ったのは竹林を見るためだ。
北国じゃ、そうそうめったに竹林に出会えないわけで、これぞないものねだりというものだ。
先にこの本読んで行ったらまた一味違ったのかもしれないが、まあもう東京へ帰ってきてしまった。
振り返ってみても、あえて言うまでもなく美女なんていなかった。
仮に美女と竹林の等価交換が成り立つものであればそれは酒池肉林の珍竹林であったとも言えようが、所詮妄想の域を出ない。
おお妄想といえばやはり孟宗竹について語らずにはいられない。「モウソウダケに」って言いたいだけなんじゃないかと指摘されそうでビクビクしている次第である。
結局みんなビクビクするのが嫌なので孟宗竹を「モウソウダケ」と読まずに「モウソウチク」なんて音読みしてるんじゃないかと勘繰っている。

この「美女と竹林」、いろんなとこの感想やらレビューやらを眺めてみると、エッセイなのか妄想なのか小説なのか云々とみな口を揃えて書いているな。
とみふぃこ氏が妄想以外の文章を書くなんて到底思えない!と、予めわかっているファンはうれしそうにそのことを書き、
よく知らずに読んだ人はワケがわからないと半ば怒りをこめてそのことを書いている。
ジャンルなんてどうでもいい。面白ければいいじゃない。
などとSFの定義に疲れたSF者のようなセリフを世界の中心で叫びたくなるような衝動を抑える。

https://lh4.googleusercontent.com/-3fIgy9RKvM8/T6SQQEFTPqI/AAAAAAAAC6g/2qzhef-Bvmg/s300/138.JPG
ところで竹の先っちょがどういう風になってるのかいつも不思議に思っている。あの節みたいなのだんだん細くなってタケノコみたいになってるんだっけ?
イマドキはググれば答えなんて出てきそうなものだが、そこまで調べる元気はない。竹をかきわけて美女でもググってた方がよいというものだ。