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A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

きみに読む物語(瀬名秀明)

瀬名秀明きみに読む物語

S-Fマガジン 2012年 04月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2012年 04月号 [雑誌]

読んだ。
シンパシーとエンパシー。人はなぜ小説を読んで感動するのか。
同名の映画があるけど未見。関係あるのかな。

きみに読む物語 スタンダード・エディション [DVD]

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もろSFファン向けに書かれてる。ねじまきメイドとか。
SFに限らず、ジャンルごとにそれぞれのファンはどこか自分が「選ばれし者」のようなプライドを持っている。
悪く言えば選民思想。そういったものをシンパシーとエンパシーのスコアで暴く。
円城塔氏の作品の感想をみると「今回はわかりやすい」とかいう評価がよく見られて、やはりそういう作品の方が人気が出るわけである。
この辺りをちょっと皮肉ってるようにも見えて苦笑。

瀬名氏なりのSFの定義とも思えるお話が展開されるのも読みどころだ。
シンパシーからコンパッション、そしてエンパシーへと昇華させる能力のギフテッド(天才)が未来を作っているのかもしれない。
でも「あなたの人生の物語」の行方は、いま新たな物語にシンパサイズすることで変えられるかもしれない。
というわけで「SF読め」。

ぼくが6年間過ごした杜の都。大学の附属植物園とかスクーターの免許取っちゃうくだりでもうシンパシー。
あの震災から1年。まだまだ抱える問題はたくさんあるようだが、すてきな未来を送りたいものだ。被災された皆さんだけでなく、私たち人類に。(なんかうまくまとめようとした)