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A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

面接官「何でも切れる剣、作れるか作れないか」

面接官「何でも切れる剣、作れるか作れないか」俺「作れません」 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww :

http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-5342.html

 

非常に面白い質問なので考えてみた。

問題の定義が不明確だとかそういうことは、こういう場ではNGだろう。

というわけで、自分であれば

「非常に困難である」

と答えるだろう。ずるいかしら。NOとは断定したくない。

一応理由をつけてみる。

「人が想像できることは、必ず人が実現できる」というジュール=ヴェルヌの言葉がある。仮にそうだとすれば、その面接の場でさえ、固体・液体・気体といった物体だけでなく時間や空間、世相や人の縁まで何でも切れる剣を作り出すことが出来ることになる。

しかし人の想像力はさらにそれを超えて「絶対に切れない盾」を作り出すこともできてしまう。そうすると「矛盾」のパラドックスのイタチごっこにはまり、多分ゲーデル不完全性定理により証明できなくなるんじゃないか。ある時点では何でも切れた剣はすぐにその称号を失うことになり完全にYESと言い切れない。よって非常に困難。

さらに意見を付け加えると、

なんでも切れるからそれで爪切りしたいかというとそうは思えないはずだ。エンジニアリング的立場で言うと、道具は用途や目的に応じて作られるほうがよい。対象に応じて機能を変えられる十徳ナイフみたいなものはえてして使いにくいし、仮にその何でも切れる剣が爪切りにも適しているのだとしても、それはもはや「剣」ではなく「爪切り」だ。「剣」という道具の枠組みを超えたものを「剣」と呼ぶには無理があると思うわけである。

本当に切りたい物、つまり要求を掘り下げて明らかにし、その問題を解決してあげた方が満足度は高いはずだ。厳密には「何でも切れる」わけじゃないが、この剣が欲しいお客様が思う「何でも」が切れれば、その人にとっては「何でも切れる」ことに他ならず、YESと言ってしまってよいことになる。これが完全にNOとも言えない理由。すると結局ここで最初にNG出した問題の定義という奴に戻って来るわけだ。さてあなたの思う「何でも」とは何でしょう。