A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

2012/01/17の夢

孤児院。パーティーの準備をしている。
主役の女の子には内緒。今日は出かけてもらって帰ってきたところをサプライズというわけだ。

そして僕は今からその女の子を迎えに行く。
僕は知っているんだ。これから迎えるのは女の子ではなく悲しい結末であることを。
でも、迎えに行かなくてはならない。

「そろそろ行って来るか~」と部屋を出たものの、暗い廊下を進みながら憂鬱が押し寄せる。
 

白い襟のついた黒のワンピースを着た可憐な少女

何十メートルあるんだろうか。
高い支柱に支えられ、上面に円形の白いテント地のようなものがかかっている。真ん中には穴があいていてその向こうに青空が見える。

上には別の世界がある。

戦化粧をしたワイルドな女性が、支柱に垂れ下がる布切れを足に強く縛り付けたかと思うと、ゴム鉄砲のように飛び上がっていった。
あのぽっかり開いた穴の向こうへ。 

 

女の子を迎えに行く途中だっただろうか。僕は普段どおり10メートルぐらいの高さで浮遊していた。

地面でキラリと光るものが見えた。

!?

僕をかすめて物凄い勢いで何かが上に飛んで行く。もう一度地面へ目をやると赤いメタリックなものがキラキラ光っている。と、気づいたときには一斉に上へ向かって飛び出してきた。
手のひら大の魚の形をした何か。ミサイル?いや手裏剣と言ったほうがよいだろう。当たったらひとたまりもない。

でも僕だってバカじゃない。高度を保って逃げようなんてせず、歩いて行くことにした。ヤツらは上にしか飛ばないんだから。

 

夜が来る。食料を調達しなければ。今夜はこの公園でキャンプだ。

昔は仲良かったけど、今はあまり仲良くないあいつが立っている。ぎこちない感じで挨拶をした。向こうもなんだか平静を装っているようだ。
しばらくしたら昔みたいに打ち解けられそうな気がした。

古都。烏帽子をかぶった白い装束の神主が参道を掃き掃除している。一度この街並を見せたくて母親を連れてきた。


クリーム色に輝く空。どんどん明るくなる。朝か。いや、カーテンは閉めているはず。それにこんなに明るいなんて。まばゆくやさしい光に包まれる。
これは、はじまりの朝ではない。これは終わりだ。僕は終わる。今はとても気持ちがよい。寝返りをうつ。極彩色の粒子が頭の中に広がる。
ドラッグなんてやったことないけど、きっとこんなものが見えるんだろう。 
あまりの気持ちよさに気分が悪い。このまま終わってはいけない。僕はもう少しゆっくり眠っていたいんだ。