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A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

バーナード・ベケット「創世の島」

創世の島

創世の島

〔エスター・グレン賞受賞〕二〇七五年、世界大戦と疫病により死滅した世界で唯一生き残った島を舞台に、アカデミー入学をめざすひとりの少女の口頭試問をとおして明かされる驚くべき真実とは!?

最近、表紙が松尾たいこだと手に取っちゃう。

哲学がだいぶ絡んでる。プラトンアリストテレス、それに主人公アナクシマンドロス(wikipedia:アナクシマンドロス)、その師ペリクリス(wikipedia:ペリクリス)、そして創世記でおなじみのアダム。対話形式なのも哲学を意識してか。

帯の煽りにもある「驚天動地の真相」が最終章で明らかになる。これは小説のなせるトリック。だが実に後味悪い。
連中はなぜこんなまわりくどい手段を使っているのだろう?実に陰湿で悪趣味なやり方だ。これが「人間らしさ」というものなのか。
思考が寄生体っていうアイデアは興味深い。

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