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A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

円城塔「烏有此譚」

烏有此譚

烏有此譚


人間は考える穴である(キリッ)

円城作品は「よくわからない」などといってたら、今回は"皮肉にも"たっぷり「注」つけてくれたよ!
まずは本編と注をいったりきたりするのが面倒だったので、本編を読み終わってから注釈を読んだ。といっても本編はいきなり「二」から始まる。これに注「一」がついてるわけで、本当は注釈から読むのが正しいのかもしれない。その注釈はというと、注釈の注釈から始まる。・・・という「註二病」的作品。此れはただそれだけの譚ということで。
後半、本文が注に追いついたときは謎の爽快感がある。

たまに、パラレルリーディングをできないか試してみる。英語の学習法なんかの「聞きながら読む」とかいう読み方ではなくて、一行目と二行目を同時に読むとか、見開きの右ページと左ページを同時に読むとか、今回のケースであれば本文と注を並行して読むとか。
できたことはないんだけど。

注「六二【曰の穴二つに跨る】」でトポロジー位相幾何学)のお話が出てくる。(「六ニ」と「穴ニ」がトポロジカルに同じなのは偶然か。)
そこの暇つぶし問題。8の字のような図形と、その輪が絡み合ったような図形。2つはトポロジカルに同じである。

これの解答例は以下のリンク先