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A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

冲方丁「メトセラとプラスチックと太陽の臓器」

S-Fマガジン 2010年 02月号 [雑誌]
著:冲方丁

冲方作品を読むのはこれが初。

迷わずメトセラの子ら (ハヤカワ文庫 SF 181)を思い出すタイトル。

以下内容に触れる。
胎児に新しい臓器を移植することで300年も生きる長生子となる。そんな子供をお腹に抱えた妊婦たちは「プラスチックの夢」にうなされるのだという。ん、Perfumeポリリズム
あれは「プラスチックみたいな恋」か。
言葉に敏感な女性に配慮するあまり、この新臓器の名前をつけるのに5年もかかってしまう。そして決まったのが「燦臓(SUNNER)」つまり太陽の臓器。sun(太陽)がson(息子)と同じ発音とかいうのは考えすぎか。

自然と人工の違いについては自分も前々から考えていた。昔は、このお話のように全人類が「聖域なき進化」を選択してもいいじゃないかと考えていたが、反対派がいてもいてもよいと思うし、その方が生き物らしいと思うようになった。種として生き残るための多様性の維持。進化系統樹のブランチに立たされることにはなるのだけどね。

このお話はコラム風に書かれており、前置きの文体の軽さ、しっかり「ですます調」に統一されてない辺りなどが最近のブログ記事っぽくて面白い。

ラクダのごとく砂に頭を突っ込んでいるべし、だ。

ダチョウだね。オーストリッチ・シンドローム。駱駝と駝鳥似てるよね。字面も似てるし面も似てるね。
石丸謙二郎 : ダチョウとラクダ

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