A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

ロック・フェスティバル

ロック・フェスティバル (新潮新書 222) 西田 浩 (著)

ここ数年で「夏フェス特集」みたいな企画をよく見るようになった。
自分が行くようになってから注意してみるようになったからってのもあるが、
このロック・フェスティバル自体が定着してきたってのも事実だろう。

で、本書「ロック・フェスティバル」だが・・・
フェス自体についてのレポートもないわけではないが、「このアーティストがよかった」とかいう感想的な内容に終始。
参加した人とかそのアーティストに思い入れのある人なら、うんうんと頷いて読むんだろうが・・・。
いまいちフェスの魅力を語りきれていないし、その事業の功罪や今後の展開についての分析も薄い。
海外フェスとの比較についてももう少し深く掘り下げて欲しかったかも。
一応「新書」という立場をとっている以上、現象としてのフェスについてもっと語って欲しいなぁ。

というわけで、この本は「フェス」の歴史と概要を学びたい人のための入門書。
もっと平たくいうと「ロック入門」。「どんなアーティストから聞いたらいいんだろう?」とか「オルタナティブ・ロックって何よ?」とかね。

アーティストの単独ライブっていうとコアなファンばかりが集まっていそうなので気がひけるっていう人でも、野外フェスティバルというオープンな場では、遠くからも眺められるし、ノって来たら前へ行くこともできる。だからフェス自体が「ロック入門」になっていると思うんだよね。

音楽を受動的に聴くだけでなく、能動的に参加できるのがライブの醍醐味。
また複数のアーティストが演奏しているので、新たなお気に入りを掘り当てることも。
ロック好きな人は本なんかワキに放り投げ、ライブに熱狂してたよっぽど方がいいと思うよ?。