A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

あなたの話はなぜ「通じない」のか

あなたの話はなぜ「通じない」のか山田ズーニー

ズーニーさんの文章は読みやすい。
なんでって、この本が話を通じさせるために書いているんだもん。
それが通じなきゃ意味ないもんな。
上手に「問い」を立てられればほとんど解決なワケなんだが、
その問いの立て方について、時間、空間、人という3つの軸を使って広げていく方法を提唱している。
思考が停止しそうなときは、この3つの軸を置いて身近なところから視野を広げていけば新しい問いが立てられるというのだ。
で、僕らの仕事はその問いに対して答えること。イコール考えるってこと。
すべての問いに対して全部答えてもいいんだけど、相手がどの座標にいるかで必要な答えをチョイスすれば、あらカンタン。話は通じちゃうワケ。
この本のタイトル自体がその「問い」になっているところが素晴らしい。

また「メディア力」というのを重視している。
たとえ同じことを話しても、話す人の立場によって意味合いが変わってくることが往々にしてあるからだ。

ちょっと前に流行ってたコピペがまさにソレだな。
同じ言葉なのに全く逆の意味になってしまう不思議な言葉
オオカミ少年で知られる嘘をつく子供も、自らメディア力を下げてしまったため、本当に大事なときに大失敗する。
メディア力を築くには普段から努力しないといけないのねぇ。
しかし相手が完全に聞く耳持たなくなっちゃってたり、わざと通じなかったフリとかしちゃってる場合については必ずしもこの本の方法ではうまくいかないと思うのでチューイ。
外交とかって特にそうだよね。腹の探り合い。
論理云々より自分の利益のために人は動く。
話が通じないと生き残れないなんて、人間って不便な生き物だねぇ。