A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

渡る世間は橋ばかり

過去を顧みるようになったとき、歳をとったと感じる。
最近学生時代の友人に会ったせいか、ふと思い出したことがある。
それは橋。
青春は橋とともにあったと。


■はれお橋(1991〜1993)括弧内は渡っていた年


晴緒?字はこんなんだったか?忘れたな。
高校三年間渡り続けた橋。川沿いに咲き乱れる桜が見事であった。
NHKの朝のテレビ小説の主題歌を聞き終わる前に出ないと遅刻の恐れありだった。
自転車の学生たちが行き交う細い一直線の道。
大雪の日も無理矢理自転車で通い続けた。橋の両端に滑り止めの砂を入れる箱があった気がする。受験の滑り止めのご利益なんて知る由もなし。
冬にはハクチョウがやってくる川。
ハレオといえばフラメンコの掛け声。中村屋!


評定河原橋(1994〜1995)


原付のミラーのみ盗られた翌日、
新しいミラーを買うため橋を渡った先にある早坂サイクル(バイク屋)に向かう。
もちろんミラーのない原付に乗って。そしてこの橋の上でパトカーとすれ違う。
物凄い勢いでパトカーはUターン(したと思う。ミラーがないので見えない)
「前の原付止まりなさい」とスピーカーで叫ばれた。
「何で止められたかわかってるね」
「はい…ミラーですね。」
「わかってて、何で乗ってんだ」
かくかくしかじかワケを話すと、不憫に思ったのか
「そこ(バイク屋)までは乗っちゃダメだぞ」と見逃してくれた。
今思うとツンデレっぽいシチュエーション。


八木山橋(1995〜1996)


竜の口渓谷にかかる自殺の名所。周りは何もないくせにバス停がある。
深夜にこの橋を通ると、真っ暗な中に人がいたりして背筋が凍る。
朝は車の渋滞の横に原付の渋滞ができる。
渓谷の紅葉はやたら綺麗だった。
橋の先にあるヘアピンカーブをバスがぐりっと曲がっていくのをみて感動した。


霊屋橋(1996〜2000)


広瀬川にかかる橋の中で一番好きだ。
橋から見上げる景色も向山の鹿落坂(ししおちざか)から見下ろす景色も大好き。でも坂はキライ。
この坂はすごく急。ちょっとでも雪降ると車がスリップして大渋滞。太平洋側は雪をなめてると思ったものだ。
こんな坂でも自転車通学続けてたときは立ち漕ぎなしで登れてた。
谷側に落石注意の標識が立っていて、どう注意すればよいかわからなかったなぁ。


暗黒時代(2000〜2005)

橋を渡らなかったこの時期は自分自身何も成長していない気がする。


■二子橋(2005〜2006)


玉川にかかる橋。夕暮れにこの橋を渡るのは好きだが、満員電車だといまいち浸れない。
現在進行形だからまだ思い出になってないんだろう。いつかこの橋を懐かしむときがくるのだろうか。
橋を渡ると新しい世界に行ける気がする。ほら、ドラクエでも橋を渡るごとに新しい敵が出てきてサ。
俺がこの世を去るときには、三途の川にも立派な橋がかかっていることを期待する。