A Perfect Night For Bananafish

だがそれを語るには人生は短すぎる

終末のお天気

古ぼけた家に入る、俺の家の隣にこんなボロ屋あったかな。
ものすごく古いのに、中はホコリひとつない。
終末が近づいているのだそうだ。どういうわけか団地のど真ん中にいる。みんな西に向かって逃げ始めている。
野球をやっていた少年たちもほとんど逃げたが、ひとり取り残されている。僕は少年の肩に両手を置き声をかけた。
「いいか、みんなに着いて行くんだよ。このあとピカっとしてドーンとくるんだ。できるだけ、ここから離れるんだ。よし、ゴー!」と背中をポンと押した。
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この団地は高台にあり、東側に街が一望できるポイントがある。
日は西に沈みかけ、見下ろす街はすでに夜の装いだ。この高台から見える夜景に黄緑色の光のすじが立ち始める。
(む。はじまったか・・・しかし今回は随分分散しているな・・・)
前回は大きな球体が現れたのだが・・・もしかしたら地中に大きなヤツができはじめてるのかもしれない。俺も早いところココを離れないと。
ここで、非常食も何もないことに気づく。自販機でポカリスエットを買うが、カバンももってない。左後ろのポケットに350ml缶をねじ込むと、自転車をこいで団地をあとにした。
しかし道を間違えたようだ。迷子;;
テレビで終末の予報をやってたという、少しはしゃいだ子供たちの会話が聞こえてくる。
俺はいつピカっと来るのか不安でしょうがないのだが、みんなひどく落ち着いている。


目が覚めた。